強い木って何だろう?

木材の乾燥は何故必要でしょう?

木材には水分が多く含まれており、乾燥に伴って収縮したり、反りや割れ、ヒビなどが発生します。
その為十分乾燥していない木材を使用して家を建てると、建築後に乾燥が進み、
隙間や接合部の緩みなどといった不具合を生じさせます。これは家の脆さにつながるので
材を充分乾燥させる必要があります。

どんな方法で乾燥させるのでしょう?

乾燥の方法には人工乾燥と天然乾燥の二通りの方法があります。
人工乾燥は木を伐採しすぐに角材に加工して乾燥室の中で一週間程高温蒸気乾燥を行います。
天然乾燥は伐採した木の芯の水を抜く為に葉をつけた状態で3ヶ月程天日にさらします。
(これを「葉枯らし」といいます)
その後、角材に加工して、屋根のある風通しの良い場所で半年から1年ほどかけてゆっくりと自然乾燥させます。

人工乾燥材と天然乾燥材の違いは?

人工乾燥材は、全体的に油分が少なくくすんだ色になっており、
表面にはひび割れは見えませんが内部にひび割れが出来ています。
一方、天然乾燥材は表面にひび割れがあっても内部には無く、油分があってつやつやとした鮮やかな色です。

強度試験をしてみました。~ スギ製材 120mm×120mm×4,000mmの曲げ試験 ~

[試験体及び試験方法]

試験体はスギ製材の、天然乾燥材及び人工乾燥材である。試験体数は各タイプとも20体である。
試験体寸法は幅120mm×厚120mm×長4,000mmである。各試験体は寸法、重量を計測して密度を求め
FFTアナライザーを用いて縦振動によるヤング係数を求めた。曲げ試験は、実大材料強度試験機を用いて、
支持点間スパン2,160mm、加力点間スパン720mmの3等分点4点荷重方式で行った(図1)。
曲げ試験後、破壊箇所近傍から取り出した試験片を用いて全乾法水率を求めた。


グラフによるとどれくらいの荷重で木材が破壊されるのか、どれくらいの曲げに強いかわかります。人工乾燥材は最大荷重で一気に破壊されますが天然乾燥材は最大荷重後もなだらかな曲線を描いて強度もあり、持ちこたえています。これが「粘りがある」という事で天然乾燥材の特質である「持続力」です。
以上の結果から強い住宅を作るには天然乾燥材が適していると思われます。

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